エコノミーとオデッセイ

エコノミーの語源は、古代ギリシア語で経済を表すオイコノミアという言葉で、オイコス(家)とノモス(法)で構成されています。オイコノミアでは分配や配分の法が問題で、そこから財の交換や循環が起きるんですね。だから、エコノミーは循環や円環のモチーフと切り離せません。古代ギリシアのオデュッセウスは、トロイア戦争に行き、そこではぐれて、さまざまな冒険をして帰ってきます。出て行ったけれど、必ず帰ってくる。こういうオデュッセウスの物語は、エコノミーの典型的な比喩と言えるでしょう。
岩野卓司「贈与の哲学 ジャン=リュック・マリオンの思想」2014年 より。zou.PNG

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