七月のトリリウム

これは浮穴みみの北海道三部作の2冊目「楡の墓nire.JPG」(2020年)に収められた短編で、「開拓長官・黒田清隆と札幌農学校初代教頭・クラーク博士が船上で教育論争を戦わせる」と紹介されている。クラーク博士がリベラルアーツを実現するためには聖書が必要だと長官にせまり、長官が黙認したとされていることが小説の背景にあるが、これが船上で決まったというのは根拠がないという説もあるらしい。クラーク博士は牧師の資格はなく、平信徒だったため、学生に牧師のように教えることはなかったそうだが1・2期生はほぼ全員がクリスチャンとなった。
クラーク博士に11人の子供がいたと言うのも知らなかったが、トリリウムが北大のシンボルマークであるエンレイソウの英語名というのも知らなかった。(トリリウムは3を基数にしたユリという意味で、3枚の葉に3枚の花びらと特徴的な姿をしています。交雑しやすい性質を持つため、バリエーションが豊かで、特に北アメリカに自生するトリリウムは種類も豊富で花色も美しいものがたくさんあります。ユリ科エンレイソウ属)

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