幼児の言葉の後れ
発達性言語障害
ところが、次に問題になるのが、発達性言語障害です。これは、いま言った生理的の範囲と同じで、言語理解もあるし、耳も聞こえるし、やっていることも普通なんだけど、言葉だけが遅くて、二歳になっても単語も言えないし、三歳になっても二語文さえ出てこないというときが、これに当てはまるわけです。
そうすると、これはどう解釈されるかというと、内言語の発達は普通なのです。こういう子どもたちは、三歳過ぎになると単語が出てくる。四歳過ぎから言葉が増え、学校へ行く前に大体普通になってくるというのがこのパターンです。それは、図2―[2](発達性言語障害)のように、雨水は十分たまって内言語はあるけれども、この話す方の部分の、脳の成熟が遅いのですが、成熟が進み、時期が来れば、この下のほうの表出性言語の部分も膨らんで言葉が普通に出るというタイプです。
昔は、ここまでは普通ということになっていた。「誰それさんは五歳になって初めてしゃべって、いまは東大に行っている」とか、ああいう人たち、みんなそうです。ところが、いまはちょっとやかましくなって、先生方がたくさんいて、遅いとか何とかおっしゃるので、発達性言語障害ということになってきたのです。
ところが、次に問題になるのが、発達性言語障害です。これは、いま言った生理的の範囲と同じで、言語理解もあるし、耳も聞こえるし、やっていることも普通なんだけど、言葉だけが遅くて、二歳になっても単語も言えないし、三歳になっても二語文さえ出てこないというときが、これに当てはまるわけです。
そうすると、これはどう解釈されるかというと、内言語の発達は普通なのです。こういう子どもたちは、三歳過ぎになると単語が出てくる。四歳過ぎから言葉が増え、学校へ行く前に大体普通になってくるというのがこのパターンです。それは、図2―[2](発達性言語障害)のように、雨水は十分たまって内言語はあるけれども、この話す方の部分の、脳の成熟が遅いのですが、成熟が進み、時期が来れば、この下のほうの表出性言語の部分も膨らんで言葉が普通に出るというタイプです。
昔は、ここまでは普通ということになっていた。「誰それさんは五歳になって初めてしゃべって、いまは東大に行っている」とか、ああいう人たち、みんなそうです。ところが、いまはちょっとやかましくなって、先生方がたくさんいて、遅いとか何とかおっしゃるので、発達性言語障害ということになってきたのです。
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