TVで「ノマドランド」を見て

「ノマドランド」は映画館で見て、今回はJcomTVで見た。
少し前にPFOAの被害について 調べて、話したことがあったので、その感想です。
キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド=遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩く。その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流と共に、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていく──。 という映画ですが。

アメリカという国は広大な広さを持っている。
だから、一部の場所で不都合があれば、場所ごとに抹殺してしまうことができる。

石油の 代替えとしてシェールガスとかオイルサンドがアメリカに豊富に産出する。このため人のいない場所に街ができて石油生成産業が発達して大勢の人が集まる。しかし、資源が枯渇したり、地下水が汚染されたりすると、次の場所に移動してその場所は、廃墟となる。

デュポン社の有機フッソ化合物の工場は莫大な利益をもたらしたが 、PFOAなどが生態や人体に極めて深刻な有害物質であることが分かると、人はその場所から離れて新しい土地で生活することができる。

GAFA等の巨大産業の配送工場は人の住まない土地に建てられ、一時的に街を形成するが 、役目が終わると廃墟となり、人は離散する。

これらは国土が広いために可能である。

日本は国土が狭いために、これらのことが起こると、人はそこで暮らさざるを得ないために、深刻な公害問題が起こり、 解決のために多額の税金が投与される。

アメリカの政府関係者は自国ではバッドランドをその都度作って逃げているが、土地の狭い国では逃げられないことに あまりにも無関心などではないか。

場所があるからといって、地球を汚染して子孫の住む場所を汚染することにあまりに無関心ではないか。

レイチェル・カーソンを産んだ国家として、恥ずかしくはないのか。

土地が広いことは、いいのかわるいのか。

次世代の世界を考えると、狭い世界で生きることには、積極的な意味が付託されているような気がします。

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