「小さい予言者」

浮穴みみ著「小さい予言者」2021年 は評判通り素晴らしい本でした。北海道三部作の三冊目で北海道開拓期を描いた5編の短編集からなる。北見枝幸のゴールドラッシュ「ウタ・ヌプリ」、北海道の地質図を作成したライマンの回想「費府(フィラデルフィア)早春」、北見枝幸の国際的日蝕観測と図書館幻想「日蝕の島で」、樺太の玄関口の稚内港北防波堤の悲話「稚内港北防波堤」、炭鉱を巡る「風の又三郎」伝説「小さい予言者」。chii.JPG
本好きな私としては3番目の「日蝕の島で」が良かった。北見枝幸に寄ったらぜひ枝幸町立図書館(北海道で初めて誕生した公立図書館)とこの話の起源が書かれている「米国隊日食観測記念の碑」を見てみたいものです。
ライマンについては以前いろいろな文献を探して、同時代に日本に来たナウマンの話とともにまとめて話題提供したことがあったので、期待して読んだがちょっと期待外れだった。

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