なぜ、昔はよかったと私たちは、思ってしまうのか。
そのことを知りたいの思うのか。
それを解く鍵は、モラルです。
わたしが問題としているのは、わたしたちが現在、信じているモラルというものが、それほど確かなものではないし、現在という時代が変調をきたしているとすれば、それは、わたしたちのモラルの賞味期限が切れかけているということではないか。
いまあるモラルとは違うモラルが、わたしたちに呼びかけている。
それが、なぜ、昔はよかったと思ってしまうのかという問いの答えです。
そして、わたしたちは、その呼びかけに応答する義務がある
平川克美「21世紀の楕円幻想論-その日暮らしの哲学」2018年 より。
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