「満州の丘に立ちて」

長谷川四郎「ヤマネコの遺言」を読んでいたら、「どうもロシア人はこのワルツが好きなようである」と紹介されていた。
1906年にイリヤ・アレクセエヴィッチ・シャトロフ(ロシア語版)によって作曲された。シャトロフは日露戦争に軍楽隊員として従軍しており、戦死した友を偲んで作った曲とされている。元々は『満州の丘の上のモクシャ連隊(Мокшанский полк на сопках Маньчжурии)』という題名の吹奏楽曲であり、ロシアでは現在も吹奏楽団や民族楽器オーケストラの重要な演目となっている。

1963年に、フィンランド出身のギター・インストゥルメンタル・バンド、ザ・サウンズ(フィンランド語版)が、この「満州の丘に立ちて」をロックン・ロール調に編曲し、"Mandschurian Beat " としてリリース。フィンランド本国はもとより北欧諸国で大ヒットとなり、そして日本では「さすらいのギター」の邦題が付けられ人気を得る。

1971年には、アメリカのエレキ・インスト・バンド、ベンチャーズが、日本国内向けにシングル盤を発表しヒットさせ、後に寺内タケシや小山ルミも同曲をカバーする程となった。

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